ホワイトニングで歯が溶ける?

ホワイトニングで歯が溶けてしまうって本当?

「歯の表面が溶けてしまう」という噂が?

歯のイラスト

「ホワイトニングは安全でしょうか?歯の表面が溶けて虫歯にかかりやすいと聞いたのですが……」

 

この問い合わせをもらった時、最もびっくりしたのは自分自身であります。仮に、そういったことが見られるとするなら、すでに20年を超える歴史があるホワイトニング大国のアメリカだと、大勢の人が虫歯で埋め尽くされ、若いにも関わらず総入れ歯の人が満ち溢れていて、全世界でホワイトニングは禁じられていることでしょう。

 

心配しないでください。ホワイトニングは安全な治療法であります。

 

ホワイトニング剤の主成分だという過酸化水素水(オフィス・ホワイトニングならば15〜35%、ホームホワイトニングならば過酸化水素に換算したら3%強)は、消毒剤の形で利用されている成分と一緒ですから、副作用を気にする必要はございません。成分の他は、増粘剤と触媒だそうです。それに関しても一切心配ありません。

 

米国食品衣料品局(FDA)でも安全性が保証されていて、安全に関しては全く問題はありません。

 

この安全性に関しては、米国歯科医師会(ADA)まで容認していて、日本においても歯科大学の研究室なんかで分析され、多数の論文などを通して立証されております。

 

厚生労働省が薬剤の利用・売買というものを新しく認可するならば、動物実験を介しての調査を踏まえ、臨床による治験まで行ない薬の安全性と有用性を確かめます。だけど、とうに一般向けに利用され、近く広まっている薬剤に関しては、その副作用を詳細に解析した上で、利用の持続が適当であるのかを決めます。

 

ホワイトニング剤という形で使われる過酸化水素水は、口内での使用にベストとされていて、長い間消毒・洗浄に使われているのです。

 

過酸化水素はオキシドールと同様の成分で、濃度が36%未満であれば低い濃度のものということで体の中に入ったとしても害のないものとされていて、安全で広範に広まっております。

 

ならば、「歯の表面が溶ける」という噂はどこから出てきたものなんでしょうか?

 

これは自分の憶測なのですが、ホワイトニングが研究され出した100年くらい前に、最初実験に使われた薬剤は「塩酸」であったと聞いた覚えがあります。「塩酸」であれば歯を溶かす可能性もあります。今から30年くらい前、ホワイトニングに使ってる薬剤は全て過酸化水素水と過酸化尿素に変化しました。今では、ホワイトニング剤そのものには歯を弱くしたりとか、溶かしたりする効果はないです。

 

さらに、かなり奇妙なことですけど、日本国内では厚生労働省が認めていないホワイトニング剤が、どういうわけか販売されています。それらの海賊版ホワイトニング剤には「酢酸」「クエン酸」なんかが使われているものがあるんです。その商品は、歯の前処理ということで、歯のエナメル剤の表層に、それらの「酢酸」「クエン酸」を機能させて、故意に歯の表層を腐食させるそうです。全く嘘みたいな商品が流通しているものです。

 

このような怖い話は、尾にヒレがついて伝言ゲームみたいに広がり、誤った情報という形で私たちの耳に入り込むのだと思われます。

 

安心して大丈夫です。あなたが歯科医院でホワイトニング治療をしてもらう時は、厚生労働省の認可がしっかりと下りた薬剤を使っております。あなたの大事な歯に危害が加わるなんてことはとても考えつきません。



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